あなたは自分の身長、もしくは自分の子供の身長について、『身長をもっと伸ばしたい!』『身長が伸びるためにはどうすればいいんだろう?』と悩んでいませんか?

身長を伸ばす

身長の高低は遺伝だけで決まるわけではありません。食事や生活習慣が、身長には大きく影響します。「身長は遺伝だから……」と、あきらめるのはもったいない話です。

この記事では、『ちまたに出回っているアルギニンで身長を伸ばすという噂について』冷静に考えてみると共に、科学的な見地で身長を伸ばす方法について考えてみたいと思います。

これを読めば、アルギニンで身長を伸ばす!?という事について本当かどうか惑わされなくなり、では具体的に何をすれば効果的なのか?が分かると思います。




背の高さの約8割は遺伝!?


人間の身長は、科学的には遺伝が約8割関与しているといわれています。これは、ハーバード大学のリサーチでおよそ25万人分のデータから背の高さは80%が遺伝で決まるとの結果が出ています。

つまり、両親の身長が非常に関係しているということになりますね。

お父さん、もしくはお母さんの両方が背が高ければ、その子供の身長も背が高くなります。お父さん、お母さんのどちらかの背が高ければ、これも背が高くなる可能性があります。両親のどちらも背が低ければ、その子供が高身長になるということはありません。


とは言っても、残り20%で身長が変わる可能性があるという意味でもあります。それはもちろん、栄養や環境などが関わってきますが、何と言っても成長期に何をするのか!?は非常に重要と言えます。


身長を伸ばすためには、成長期の栄養と環境が最重要


人間の骨は、大人になるまでに大きくなりますので、その成長期の間にどのような食事や環境に置かれているのかは身長について重要なポイントです。
逆に成長期を超えてしまってから、つまり大人になってからというものは、身長が伸びるという効果は期待が出来ません。

例えば、足の骨は割と成長が早めに止まります。むくみなどの特殊な場合を除いて、靴のサイズが大人になってからも大きくなってきたという人は基本いません。これは、骨の成長が止まるからです。

つまり、身長を伸ばすためには、成長期にいかに骨が成長するかという話であるわけです。

身長を伸ばす栄養と環境とは!?

さて、約8割が遺伝で決まってしまう身長ですが、残りの2割で身長をなるべく伸ばしたい場合はどのようにすれば良いのでしょうか?

成長期においては、成長ホルモンがガンガン作られますので、特定の栄養素を多く摂取するのではなく、それぞれ良質な炭水化物、たんぱく質、脂質を摂取することが大前提です。ビタミン、ミネラルももちろん大事ですが、大前提は食品のに含まれているものから摂取することで、抗酸化作用のある植物性化学物質(ファイトケミカル)も摂取出来るからです。

さて、環境については過度のウェイトトレーニング、または過度の自重による筋トレは控えた方が良いと言えるでしょう。例えば、体操選手はウェイトトレーニングを特に行わず体操競技をする人が多いのですが、ウェイトトレーニング並み、もしくはウェイトトレーニング以上にハードな筋トレになります。

バレーやバスケットなどを行えば良いと言っているわけでは決してありません。あくまでも、身長を伸ばしたいのであれば、過度の比重がかかる筋トレ的な運動を成長期に毎日行うのは一考を要するということです。

さて、適度な運動と栄養を摂ったら、十分に睡眠を取ることが成長ホルモンを分泌するために重要です。

大人になってから身長を伸ばす方法


骨の成長が止まる年齢には個人差がありますが、ほとんどの人は20歳を過ぎると身長の成長も止まります。まれに、30歳を過ぎても若干まだ身長が伸びるという人もいるようなので、大人になってからでも栄養状況や睡眠を改善することで、わずかであれば成人後も背が伸びる可能性はあります。

ただし、大人になってからは成長ホルモンの分泌が明らかに減っていくため、適度な運動と十分な栄養素、十分な睡眠が身長を伸ばすためには必須です。むしろ、身長が縮んでいかないためにも、運動と栄養と睡眠が重要なポイントです。運動、栄養、睡眠の3つが十分であってこそ、成長ホルモン分泌が最大限に発揮されるからです。

たくさん寝ると身長が伸びる!?

睡眠不足の人は、本来の身長よりも低くなっている可能性が高いです。何だか変な言い回しですが、どういうことかと言うと、起きて活動していると骨と骨の間の間隔が重力で縮んでしまっています。人間にはたくさんの骨がありますから、その隙間が合計されると結構な数字になるんですね。

というわけで、身体測定や健康診断などがある時は、前日、前々日と十分に睡眠をとってから測定するようにすると、疲れがたまっている状態より身長が伸びます。

健康のためにも、日々、適度な運動、十分な栄養、十分な睡眠を心がけたいところです。

身長を伸ばすサプリメントについて


巷では、アルギニンを摂取すると身長が伸びるという噂話があります。身長が伸びるためには、成長ホルモンの分泌が必要です。そこで、アルギニンは成長ホルモンの分泌を促すアミノ酸であるため、アルギニンを摂ると身長が伸びるという説です。

「成長ホルモンを分泌させて背を伸ばす!」と主張する系のサプリメントもあります。しかし、さすがに眉唾物な感じは否めませんね。成長ホルモンに関しては、成長期はナチュラルにガンガン出ますので、上記で書いた通りです。
成長ホルモンは筋肉や疲労の回復と関係はありますが、成長ホルモンが出るから身長が伸びるは決してイコールではありませんので、その点、ご注意が必要かと思います。

身長を伸ばしたいなら、適度な運動、十分な栄養補給、十分な睡眠

適度な運動、特に筋トレは成長ホルモンの分泌に役立つので、大人になってからは成長ホルモンの分泌が減っていくため、健康維持のためにも運動は行うことは間違いなく良いです。

また、一部の栄養素は十二分に摂取すると成長ホルモンの分泌に役立つということも言われているため(成長ホルモンの分泌と身長が伸びることは同じ意味ではないことを改めて書いておきます)、成長ホルモンの分泌が減り始める大人の健康維持、あるいはより健康状態を取り戻すためには有効です。

そして、どうしても睡眠不足になりがちなのが大人。仕事に振り回され、夜の飲み会もあり、昼寝も出来ず、という学生にはなかったような環境になりがちですが、とにかく夜は早く就寝するを心がけることが、より健康に、ひいては人生のパフォーマンス向上にも役立ちます。

まとめ


今回は、アルギニンを摂取すると身長が伸びるのか?という巷の噂を、冷静にそして科学的な研究からも考察してみました。

結論は、アルギニンの摂取だけで身長が伸びるということは見込めない。成長期の子供、成長期後の大人も共に、適度な運動、十分な栄養、十分な睡眠の3つを欠かさないことが重要ということになります。

サプリメントについては、成長ホルモンの分泌促進が身長を伸ばすとはイコールではないことを理解した上で、大人は成長ホルモンの分泌が減っていきそれが老化の原因ともなるため、一部のサプリメントには成長ホルモン分泌促進効果が期待されるものがあり、大人にとっては有効となり得るということになります。