音楽を聴きながら運動をするとどうなるのか?
なんとなく、テンションが上がる気もしますが、実際のところ身体に与える影響はどうなんでしょうか?
スポーツ選手なのでも、イヤホンやヘッドホンをしてウォーミングアップを行っている光景もよく見かけます。
良いのか?悪いのか?

この疑問に対しての研究が行われたので紹介します。
音量、テンポ、歌詞といったさまざまな観点からの研究が行われています。


■音楽の音量による影響
60デシベルと80デシベル(デシベル:dBは音量の大きさです)の音楽を聴きながらランニングマシーンを走った場合、どのような違いが出るのかという実験。
結果は、大きな音量で音楽を聴いきながら走った時の方が、走る速度が速いという結果が出たそうです。

■音楽のテンポによる影響
音楽のテンポが70bpm程度のゆったりした曲と、200bpmというアップテンポな曲を聴きながら走った場合を比べると、アップテンポな曲を聴きながら走った時の方が速く走れるということが分かったそうです。

70bpmといったら、秒速より少し早い程度なので、かなりゆっくりしたバラードをイメージしてもらうと良いかもしれません。

この結果を合わせると、速いアップテンポな曲をかつ大きめの音量で聴くといつもより速く走れるということになりそうです。個人的には、200bpmまで速い曲じゃなくても、それなりにアップテンポな曲であれば効果がありそうな気がします。


■ウォーミングアップ中に音楽を聴くとどうなるのか?
この実験では、ウォーミングアップの時にテンポ120~140bpmの音楽を聴くと、その後の無酸素運動時のパワー向上に役立つという結果が出たそうです。

別の研究では、運動前に速いアップテンポの曲を聴くとアドレナリンの濃度が上がるという研究結果もあるようです。

有酸素運動ではなく無酸素運動に効果があるということは、例えば筋トレの前に聴きながらウォーミングアップをすると良いと考えることが出来ます。


■歌詞が運動に与える影響
曲の音だけではなく、歌詞の内容もどのような影響を与えるのか研究もなされています。運動後に音楽を聴く影響として、次の3つを比較した実験です。
  1. モチベーショナルな(モチベーションアップに繋がるような動機付けの)歌詞の曲を聴く
  2. 歌詞なしのビートだけの曲を聴く
  3. 何も音楽を聴かない
なんと、1のモチベーショナルな歌詞の曲を聴いた時は運動後の乳酸の低下率が最も大きかったそうです。これは、疲労から回復するのに音楽が役立つ可能性があることを示す研究だと思います。


ちなみに実験で使用された音楽は、次の曲だそうです。










参考文献:筋トレ×HIOHOPが最強のソリューションである